《电视看多了会变傻》内容简介
有紀は自分が社会から「不必要」だという事を認識していた- アパート窓から差し込む太陽の光眠っている有紀 時間は流れ、窓の外は暗くなり、やがて1日が過ぎccc。 有紀は高校を卒業してから、一度は就職をしたものの、折り合いが付かず辞めてしまう。現在は実家の支援もありワンルームのゴミだらけの狭い部屋で眠って暮らしている。いわゆる、引きこもっているのである。両親は有紀の養育する努力を放棄し、有紀は明日に何をすれば良いのかわからないまま、テレビを見ては眠りにつくという生活を続けてもう5年になる。 訪ねて来るものといえば、NHKの集金と定期的に実家から送られてくる食料。 そして、伊藤恵二と山崎勝也の二人だけ。 伊藤恵二はインターネット上で有紀と知り合い、有紀の部屋にカメラを設置し、配信している男。 定期的に有紀の部屋にやって来ては、カメラによく映るようにして有紀を抱く。 有紀はそんな恵二の存在はどうでも良かった。ただ、恵二が来る時には部屋に飼っている金魚の餌を、いつも持って来てくれるからありがたかった。恵二はよく喋る。自分がしている事への言い訳なのか、四六時中よく喋る。有紀が喋る事といえばイエスかノーでしかない。恵二が部屋を出ると有紀はご飯を食べる。お腹が空いた訳ではない。ただの習慣である。お腹が満たされれば、また眠る事が出来る・・・ただ、それだけ。夜中じゅう、テレビを眺める。やがて朝が来る。 次の日、めんどくさいから開けっ放しにしていた玄関から馬戸明が侵入してくる。 馬戸は母親から頼まれ、有紀を社会的に復帰させようと送られて来た支援センターのカウンセラーの人間である。馬戸は有紀に様々な事を話しかけるが「ぬかに釘」状態である。「テレビばかり見てると馬鹿になりますよ」と馬戸。今の有紀にとって、「支援」等というものは「いやがらせ」にしかすぎない。 馬戸はそんな有紀にシンプルな提案をする。 馬戸がジャンケンに勝ったらたら外に出かける。有紀が勝ったら馬戸が帰るという単純なゲームだ。 有紀はどっちでも良かったがコレを拒否すると、また違う手で話しかけて来るに違いないと思い、受け入れた。ジャンケンは、あいこがしばらく続き、やがて馬戸が勝つ。有紀は、渋々約束の「外に出る」という事を受け入れた。その時、ドアチャイムが鳴る―。……